2008/03

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泣いても 泣き顔  笑っても、わーい  年度末。
この業界、3月31日納品リミットが多過ぎる。
「公」機関の会計処理の帳尻を、すべてこの日で合わせなければならない。

今日の納品は、テキストとポスターと報告書。
いずれも冷や汗をかくような崖っぷちの仕事ではなかったので、
桜を愛でながらランチをとることができた。

はるばる長野県から会社訪問に来たNさんと、いっしょの昼食。
高知大学を卒業して就職したものの、
「高知で暮らしたい」という想いがつのり、当社のホームページに誘われたという。
学生時代のたった数年の高知暮らしが「恋しい」と思う……
高知の魅力はここにある、と感じる。

この週末は、京都からも大学生がやってきた。
「いなかインターンシップ」のプログラム「設計士セミナー」に興味をもち
嶺北を見てみたい……と、突発的にやってきた薬学部の2年生。
二晩、うちに泊まり、インターン学生と交流し、今朝のバスで帰っていった。
高知が大好きになりました ラブ 」
この夏、彼女はインターンに参加してくるという。

京都から、長野から……フットワーク軽く高知にやってくる若者たち。
年度末のごたごたの最中、春を感じる爽やかな風が吹き抜けた。

ゆかり ぴかぴか



今日は、高知大学の卒業式。
週間天気予報の雨が前倒しになり、気持ちいい快晴。
知ってる学生たちの門出を祝いたいと、式のあとの祝賀会にもぐりこんだ。

いなかインターンの企画編集局を手伝ってくれたコウキは、
東京のコンサル会社に就職する。
さっそく東京の仲間とコンタクトを取っているらしく、
花見で集合!と東京就職組に声をかけていた。

パラマガ(授業のニュース)編集スタッフの南ちゃんは、高知新聞に。
先輩にあたるカジヤくんが土佐清水支局長として異動する話で盛り上がった。

1年次に、武蔵野大学との合同企画に参加したノリノリは、神戸の会社に。
香港にインターンしたため卒業が1年延びたけど、
5年間の成長を見てきただけに、晴れ着姿に感動した。

いなかインターンでちょっとからんだ、なっちゃんは院への進学。
わたしと似たテーマなので、これから、なんと!同級生になる。
双海町からお母さんもいらしてて、初対面。

ゼミ生のちえちゃんとゆうきちゃんを、探せども……見つからず。
ようやく携帯で連絡を取り合い、写真を撮ることができた。
あまりの「キレイ」さに、見つけられなかった!

授業の受講生や、就職相談で出会った学生たち……
みんなみんな、おめでとう!
それぞれの道を歩み始める学生たち。
高知から出て行く学生が多いのは、ほんとに淋しい。
でも、高知大学は、故郷だから、ね。
帰っておいでよ〜。

さて、わたしは今日、大学院の入学手続きを提出した。
朝から、社長に学生証の写真を撮ってもらい、慌てて書類を整え、入試課に−−。
「まあ、センセ、おめでとうございます」
知り合いの職員さんが受け取ってくれた。
「いえ、わたし、おかげさまで 学生 になれました。あはは」

さて、2年後、わたしはこうして卒業の日を迎えられますでしょうか。

ゆかり 祝 


広告の世界にいた人が、企画の褒め言葉を教えてくれた。
「シンを食ってて、ヌケがいい」

ビールのコピーではない。

「シンを食ってる」と言うのは、
本質を捉えてて、ど真ん中直球で攻めているもの。

「ヌケがいい」と言うのは、
普通こうだよね〜という感覚より、もっと飛距離のあるもの。

なるほど、感覚的にわかる気がする。
わたしの仕事でも、「コンセプトが大事」って言っているけど、
シンを食ってるコンセプト、ってのはよくわかる。
その直球ど真ん中のコンセプトを
どんなコピーで、どんなデザインで表現するかで
飛距離が決まる、のだろう。

今、教育委員会からの仕事でポスターを制作しているが
週末のプレゼンが、するっと通った。
高校生の気持ちにフィットしたものを……と、
まずひっきいかデザインを考え、
そこからコンセプトを定め、
コピーは、会社に出入りしているインターン生たちにも考えてもらった。
みんなの案を「せーの」で出し合ったら、
あっきいのコピーが一番。(← あっきい、ヤル〜!)
こうしてプレゼンの準備をしていった。

今回のポスター、結構「シンを食ってて、ヌケがいい」。
仕上がりが楽しみ。

ゆかり るんるん


1年半前から始めた「ゆかりゼミ」。
編集のことを学びたいという学生たちで、学んでいる。
その1期生の2人が、卒業ということで、
昨夜、「ぐるまん亭」で、唐揚とビールでお祝い会をした。

ちえちゃんは、徳島のタウン誌で働くことに。
ゆうきちゃんは、9月、イギリスの大学院に進学するための準備に入る。

コピーのうまいちえちゃん、不思議な発想のゆうきちゃん。
ふたりには、わたしの実際の仕事で、
面白いアイデアを出してもらったし、
地道な編集作業の手伝いをしてもらった。
「編集」って、ひとりっきりでやっていくことが多いけど、
こうして、チームで考えたり、切磋琢磨していくのは、とても楽しい。

ちえちゃんが、ばりばりのライターになったり
ゆうきちゃんが、著名な翻訳家になったりするかもしれない……。
そんなことを考えながら、唐揚にぱくつく夜でした。

ゆかり ビール


高知大学の「コラボ考房」というプロジェクトでの、
8つのチームの学生たちが取り組んできた企画の報告を聞いてきた。

学生たちの話の中で、印象的な二つの言葉。

1 本気
あるイベントに取り組む過程で
チーム全員、本気でやろう!と確認しあった。
すると、どうしても本気になれないひとりが、こう言ってチームを去って行くことに。
「みんなの本気が、本気になれないヤツを排除する」

2 完璧
教育支援活動をしている、教員志望の学生チーム。
「どんな先生を目指しているの?」というわたしの質問に、ある学生が答えた。
「教師は完璧でなくてはいけない」

「本気」も「完璧」も、ポジティブな言葉だ。
う〜ん、若いね、キミたち!

チームの中にテンションの低い人がいたとしても
やっていく中で、だんだん本気になる……ってこともある。
それに、クールな人って、そうやすやすと「本気です」って言わない。
そんなヤツ、チームに一人いるのも楽しいんだけど。

学生は、ものすごく素直に「完璧を目指す」という意味で言ったのかもしれない。
でも……「完璧」な教師って、気持ち悪くない?

チームに、なぜか宮崎出身の学生が2人もいたから、こう言ってみた。
「てげてげがいいっちゃが〜」
  ↓
あまり熱心にしすぎる人に対して、アドバイスするときに使う言葉。
いい加減、というよりは、「いい塩梅」に近い。

「本気」も「完璧」も、
若さゆえの、自分を、他人を、許せない感覚かもしれない。
とがってることも、悪くはない。

みんないっしょじゃない方がいいよ。
一人ひとりの違いを認め合おうよ。
遠まわしに学生たちにこんなことを投げかけてみた。

寛容な優しさ、持ってほしいな。

ゆかり ベースボール












あけみちゃんの「二人展」が今日まで、というのでギャラリーに滑り込み、セーフ。
あけみちゃんは、当社のインターン生OGで、高知大学教育学部で彫金専攻の4年生。
卒業を来週に控えて、高知で最後の作品披露となった。

正直言って、今、個展を観に行くヨユウなど、ない。
しかし、かわいい学生の最後の展覧会とあって、なにがなんでも……と。

あけみちゃんの作品は彫金だけでなく、
陶芸・写真・レース編み・照明……
多彩なジャンルにチャレンジしていたことを初めて知った。

当社で最初にインターンしたときは、
MACを使っての冊子づくり……という課題で、かなり苦戦していたなあ。
2回目のインターンでは、「染め木」アクセサリーのプロデュース。
彼女に関心のあるアクセサリーの世界でもあり、楽しそうにしていた。

でも、個展会場に並ぶ多種多様な作品を観て、
わたしの知っているあけみちゃんは、ほんの一部だったんだ、
こんな豊かなアートの世界を持っていたんだ……。

今日は、2年生のインターン生を連れて行ったけど、
インターン生の質問にも、落ち着いて的確に答えてくれる。
ほんと、(成長したなあ……)と感動。

二人のアートのおかげで、抱えている仕事のポスターの、アイデアの糸口が見えた!
そうだなあ〜、楽しく表現したいなあ、高校生向けのポスターだから……と。

あけみちゃん、4月からの「美術の先生」も楽しんでねっ!

ゆかり アート


すいか売りの、呼びかける声を曲にした、「ウォーターメロン マン」は、
ジャズの世界では、有名な曲らしい。

この週末の東京出張で、ジャズの音楽ライター・高木信哉さんの話を聞くことができた。
高木さんは、ハービー・ハンコック研究の第一人者ということだが、
ジャズに明るくないわたしは、「ハービー」って誰よ?というシロウト。

そのシロウト相手に、多分、貴重なお話をいただいたんだと思う。

で、「ウォーターメロン マン」の曲を3曲。
1962年のハービーのもの、1965年のモンゴ・サンタマリアのもの、そして1973年のハービーのもの。
日本で言うと、豆腐売りとか、金魚売りの曲になるのだが、
3曲、聴き比べると、ぜんぜん違う曲になっている。
ジャズの表現世界の巾の広さなのか、音楽の持つ流動性なのか……

高木さんの解説を交えて、全9曲のジャズナンバーを聴かせてもらったが、
バーボンのロックでも飲みながら聴きたい話だったなあ。

「1日に1曲、自分の大好きな曲を、大の字になって聴くと気持ちいいですよ」
今日はこの曲、この気分……と、選曲して自分をリラックスできたらいいな……。
そういうヨユウのある生活をしたい。

年度末の最中、ブログもおろそかに、仕事に追われている毎日。とほほ [:がく〜:]

高木さんにいただいたCDを聴きながら、
軽やかな気分で原稿でも書くとしよう。

ゆかり るんるん


「ゆかりゼミ」に、友人のまんぼちゃんを先生として迎え、
絵本づくりへのアドバイスをもらった。

ゼミ生に、絵本のストーリーを課題にしたものの、
わたし自身がチャレンジしたことないジャンル。
しかも、「ばかばかしくって、楽しい話」を狙っている。
それで、発想力豊かなまんぼちゃんに話をしてもらうことに。

実はまんぼちゃんも今、まさに絵本の企画を暖めているらしい。
まんぼちゃんの未公開ストーリー マル秘  も聞かせてもらった。
夢があって、子育てママさんたちへのエールもあって、
さすが、まんぼちゃん、「いけてる!」

ゼミ生たちとは「どんぐり」をモチーフにした絵本を考えているのだが
「絵で伝える。文章で説明しないように」
というアドバイスは、なるほど〜と。

最近、絵本を開いてなかった。
ゼミ生たちと、こどもの図書館に行って、片っ端から絵本探検してみようかな……。
森も歩いて、どんぐり目線で森を見てみようかな……。
絵コンテ、わたしも描いてみようかな……。

ゼミ生よりも、やる気出たかも、わたし!
まんぼちゃん、ありがと ラブ

ゆかり 植物


今日の高知新聞夕刊に、友人の記者・はじめちゃんが「最後の警報音」と題して、
高知駅開発に伴って、撤去された踏切の話題で書いていた。

終列車を見送るごとく、踏切近くの居酒屋で、オトコ3人がカウンターに座っている。
その名も「踏切の名残を惜しむ会」、だとさ。

その言いだしっぺ、てつやくんにその話は聞いていた。
はじめちゃんのコラムで読み取る3人の会話や行動は、
3人ともキャラクターを知っているだけに、(さもありなん……)と笑ってしまった。

「懐かしさの行方」だったと思う。
福井くん、てつやくんが始めた同人誌『颱風』に、
去り行く文化に対する憧憬に似た想いを語っていた特集があったっけ。

えっ、これが県庁所在地の駅舎?……と、
県外から来ると驚いたものだが、
ここまで開発が遅れると、
あれはあれでそのまま残した方が、高知駅らしいのでは……と
無責任に愛惜の念が沸き起こる。

最後の踏切を、居酒屋で熱燗ちびちびやりながら見送る。
ほんっとに、うらやましい。いいなあ、そんなバカバカしいこと、ステキだわ〜。

ゆかり 熱燗